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クラリネット奏者 品川秀世


by clarinetfantasy
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藤沢

今日は藤沢へレッスンに。
自分もこれをやっている時はこうだったよな・・・と思いつつも、だからしょうがない、じゃあレッスンになりません。なんで出来ないの?と言わんばかりに教えます。自分もそうやって教わって来たからです。

レッスンを受けている人、これから受けようと思っている人に一言。
レッスンに通いさえすれば上手くなると思っていたら、それは大間違いです。練習しなければ上手くなりません。
じゃあ何の為にレッスンがあるのか。それはレッスンに行く事で今自分が一番がやらなければいけない事、それをやる為に一番効率の良い練習方法を教わる事が出来るからです。

私がよく生徒に聞く質問で、どうすれば上手くなるか、以下の4つの方法を2つ組み合わせて順番をつけてもらいます。
1、効率の良い練習。
2、効率の悪い練習。
3、沢山の練習。
4、少しの練習。
もちろん一番良いのは1と3の、効率の良い練習を沢山する、です。一番上達しないのは2と4の、効率の悪い練習で時間も少ししかしない、ですよね。
問題は2番目と3番目に、1と4の、効率の良い練習を少しだけ、と、2と3の、効率の悪い練習を沢山、のどちらの組み合わせが来るかです。
この質問をすると、大概の生徒が、1と4の、少しの時間でも効率の良い練習をする方が上達する、と答えます。もちろん練習方法や実際の練習時間によって変わって来ますが、ここで私が言いたいのは、
1、効率の良い練習→レッスンを受ける。
2、効率の悪い練習→レッスンを受けない。
3、沢山の練習→練習する。
4、少しの練習→練習しない。
と言い換えるなら、1と4の、効率の良い練習を少しだけと言うのは、レッスンには通うけど、練習はしない、と言う事です。それならば、2と3の、レッスンは受けていないけど沢山練習する、方が上達するに決まっています。練習しなければ上手くならない、当たり前の事です。
つまりは最初に戻りますが、レッスンに通いさえすれば上手くなれると思うのは大間違い。レッツスンに通っていても、練習しなければ上手くならない、と言う事です。
沢山練習し、その上でレッスンを受けるのが一番良い状態。レッスンには通うけど、練習はしない、と言うのは、習ってもいない、練習もしない、よりはマシ、程度です。

今の時代はインターネットの普及で何でも簡単に情報が手に入ります。
こちらのサイトにもよく質問の書き込みを頂きます。質問して下さった方がアドバイスをヒントに一生懸命練習されるであろう事を考えて、こちらも書き込みの情報から状態を探って、最適なアドバイスが出来るように心掛けていますが、心配なのは1と4の状態になっていないか、と言う事です。

楽器を操ると言うのは、ある種職人技です。職人技と言うのは○○何年○○何年、と言われるように地道な積み重ねと反復練習によってでしか身に付きません(才能や環境で時間差はありますが)

地道な努力無しに達成は無い、と自分に言い聞かせる日々です。。。
by clarinetfantasy | 2007-10-10 02:05